夜空にはロマン溢れる壮大なドラマがあります!!
是非一緒に夜の空を旅して見ませんか??

【初めての天体観測】今日からあなたも天体ウォッチング

こんにちは、幾顆蜜柑です。

 前回の記事では、秋の星座の見つけ方を紹介しました。今年の夏はとても暑かったですが、9月になると夜が急に肌寒くなる日が出てきました。でも天体観測をやるには程良い気温と言えます。秋の星座は他の季節に比べて少しぼんやりとしています。なので、しっかり見ようと思うと色々道具が必要となってきてしまいます。今回は出来る限り手軽に天体観測ができるように紹介していきたいと思います。 

 

 

【星座図と方位を確かめよう!!】星座図が使いこなせればあとは見るだけ

 私たちが普段見ている星空は、遠近感が分からないので頭上にドーム型で見えています。その天球上のことを「天球」と呼びます。その天球上にある星座の星を表したのが「星座図」になります。星座図は東西南北や全天であわらしたものがあります。地球は自転によって、天球が回転しているように見えるので、星は東から西へしずんでいくように見えるのです。星座図には、月日と時刻が記入してあり、時期によってどんな星座が見れるのかがわかるようになっています。

 星座図の見方が分かったら、次は自分が見上げている場所の東西南北を確認してください。これを間違えてしまうと星座早見や星座図が一致せず、星座を見つけることができません。先ずは自分が立っている位置の東西南北を確認し、星座図の方向と一致させてから星空にかざして見ると良いと思います。

 

【ジャンケン法】グー、チョキ、パーで角度を調べよう!!

星と星の間隔はすべて角度で表されます。星座を見る時に分度器を使って測っていると、とても手間で道具も増えてしまいます。そこでジャンケン法です。ジャンケン法とは、別にじゃんけんをする訳ではありません。自分の指の間隔で角度を測ることができるのです。

 夜空に手をかざして手をグーにして下さい。手を握りしめると、握りこぶしは約10°になります。次は手をチョキにして下さい。指をVサインにすると人差し指と中指の間は約5°となります。最後はパーです。親指と人差し指の間は約15°で、親指から小指までの間隔は約20°となります。

 これを覚えていれば、およその角度を知ることができるのでとても便利です。また、これは大人でも子供でも然程角度は変わりません。他にも親指を上に立てて爪を自分の方へ向けると約2°となり、小指を立てると約1°となります。人差し指と小指を立てて、手を狐みたいにすると、人差し指と小指の間隔は約15°となります。星座を探すには大体の角度が分かれば良いので、これだけ知っていれば問題ありません。

 

【望遠鏡がなくても大丈夫】夜でも使える双眼鏡 

 冒頭でも書いたように、秋の星空はぼんやりとしていて星を見つけることが難しいかも知れません。そこで登場するのが双眼鏡です。望遠鏡じゃないの?と思う方も多いかとは思いますが、しっかりした望遠鏡は値段もそれなりにしてしまいます。望遠鏡は星空を見る楽しさを知ってからでも遅くありません。双眼鏡は肉眼で見るよりもはっきり見ることができ、明るい都会でも星座を見るのに役立ちます。星座早見と一緒に持っていきましょう。私がよくやるのは、朝は山でバードウォッチングをして、夜は天体観測をしています。双眼鏡だけあれば荷物も嵩張らず、一日中楽しむことができるのです。

【普段と違った星座が見られる】星雲・星団・二重星人工衛星を探して見よう

双眼鏡で星座ウォッチングをしていると、普段見たことのない夜空と出会うことがあります。例えば、星雲と星団です。天井に潜む宝石とも呼ばれており、特に明るいものが秋の夜空では見ることができます。また肉眼でも稀に見ることができますが、星が分離して見える二重星はより接近して楽しめることができます。星座を眺めていると、飛行機とは違った点滅をしている光点があります。それは殆どが人工衛星で、移動中に明るさが変化したりするので、見ているとまた違った面白さがあります。

 

今回は天体ウォッチンングについて書かせて頂きました。天体観測をしたいと思っていても、道具を揃えたり、見方がわからなかったりでハードルが高いと思っている方も多いかもしれませんが、実際は道具なんてなくても星空を楽しむことは出来ます。少しでも天体観測をするキッカケになれば嬉しいです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!