夜空にはロマン溢れる壮大なドラマがあります!!
是非一緒に夜の空を旅して見ませんか??

【おうし座】4月20日〜5月20日の誕生星座

おはようございます、幾顆蜜柑です。

 頭上に目をやると小さな星が集まっているプレアデス星団と、V字形に集まったヒアデス星団があります。この星団がおうし座を見つける目印となります。おうし座の血走った目は赤い星の一等星アルデバランです。この3つのポイントを掴めばおうし座を見つけることができます。

 

 

プレアデス星団】肩に輝く星の集団

頭上を見上げると6、7個の星の集団があります。日本ではすばると呼ばれているプレアデス星団です。イギリスの詩人テニスンはこの集団を「白銀の網にもつれる一群の蛍」とたとえ、小説家の宮沢賢治は「燐光を放つフラジウムの雁」と言うくらい、人々を魅了した星団です。日本では昔からすばると呼ばれていますが、平安時代の百科事典「倭名類聚抄」に須八流と書かれるくらい古くから伝わっていました。更に古いものだと古事記日本書紀万葉集にも登場しています。また昔の発音はすばるではなくすまると発音されており、当時の玉飾りの事だったと言われています。

 

【7人姉妹のプレアデス】鳩に星になる

ギリシャ神話のプロアデス星団は、巨人アトラスと妖精プレイオーネの娘で7人姉妹になります。彼女たちは月の女神アルテミスの侍女として仕えていました。ある晩にボイオティアの森で踊っていると獅子の皮を纏った狩人オリオンが割り込んできました。姉妹たちは乱暴者のオリオンがあまり好きではなかったので、色々な場所へ逃げますがオリオンは諦めません。仕方なく女神アルテミスを頼って助けてもらい、オリオンから逃れた7人姉妹は鳩の姿に変身して空へと飛び立ちました。それを見ていた大神ゼウスは彼女たちを星に変えて星座にしたと言われています。